毎週土曜日、日曜日に開いている地域の寄り場に集まる人々は様々。そこでは、情報の交流、人の交流、商品の交流がありとても刺激的な熱が生まれている。1人だと「出来ない」という思考のものが、複数の人数で議論することで「どうやったら出来る?」に変化する。もちろん、すぐには出来る思考には変化しづらいが、誰1人自然の流れの中で「出来ない」は口にしない。もちろん同じジャンルの人間だけが集まっているわけではないし、年齢も今いる状況も様々。だから、逆にそこには自由な空間と距離感が存在し議論がしやすい時間となるのかもしれない。

綾町で活動している織物や藍染をしている、若手のふたかみさんは毎週土曜日、日曜日に朝早くに藍工房の藍の調子を見た後にフラッと「寄り場」へ立ち寄る。そして、弁当を食べたりコーヒーを飲んだりと自由に時間を使っている。そして、寄り場のかじやまさんと様々な話で議論をしまた来週と言っていく。
その中でホワッと出た話を形にしてくれたりする。かじやまさんのプロジェクトのaya100のロゴを入れた、藍染の手ぬぐいを商品化した。伝統工芸を残すために、知ってもらう1つのキッカケとして寄り場に来ないと購入出来ない、限定受注生産商品である。科学的な原料を一切使用しない綾町の藍染は、その手間暇を今まで知られる機会がほとんどないため、残すことが厳しかったがふたかみさんが入ったことで、その可能性が広がった。そして、知ってもらおうとキッカケを議論を通し考え形にした。まずはここから。ものが溢れているこの時代に「どうやったら出来る?」を共に考える寄り場が綾町には存在し、言葉で発したものが形になりつつある。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。