今年も長い栽培期間をかけて、綾町産セロリの出荷が始まろうとしている。今では結構国内産の、セロリは少なくなってきているという話も聞いたりする。

「途切れることなく、旬の作品を出荷したい。そうすることで綾町に来ていただけるお客様に満足していただくことが重要。そして、それは食べるものだけに限ったことではなく目に映る、花や木々も含めて。それが、自然と共存すること。」

そう話すのは、綾町で長きに渡り農業へ取り組んできた中島さん。年間を通し様々な作品を作り続けている。どうやったらそんなに多くの作品を作れるのかというぐらい、栽培計画をしっかりとたてて尚且つ新しい作品づくりへの取り組みを、今もなおし続けている。農薬を極力使用しないものづくりを目指す一方で、お客様に満足して頂いて更にリピーターになって頂くためには

「美味しい」

という事が大前提だと話す。しかし、味の良し悪しには個人差があるが自分が食べて美味しいと思える作品づくりをしっかりと持ち、その先の客様の笑顔を作れればと考えている。

そんな中島さんの、セロリが今年ももうじき出荷され始める。町の直売所にしか納品されないそのセロリはこの時期の1つの名物にもなりつつある。そして、中島さんはこう付け加える。

「セロリが売れるようになれば、地元の農家さんが作り始める。そうすれば私はまた新しい違う作品づくりに取り組める。そうやって、旬を切らさないものづくりがみんなで出来たら、綾町へ来てくださるお客様の満足度を上げる事が出来るかもしれない。」

農業から町の未来を考えたものづくりは、とても中島さんらしい。そして、綾らしいのかもしれない。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。