綾町でハウス施設でキンカンを栽培している、こだまさんのビニール張り替えの作業が行われていた。その天井に大人5人が登り慣れた手つきで4棟分の張り替え作業を、朝の早いうちから約1時間30分程度で完了していた。
昔から同じ地区や同じ種類の、作物の部会の仲間が集まり協力して行ってきた。作業中のたわいもない地元の言葉での会話や、今年の作物の成長具合などの情報交換をしているその光景は、この地域にとってとても重要なコミュニティだと感じた。それは、横のつながりとして地域の農業を継続していく手段でもあり、またそこには2組の農家さんの次の世代の成人になっている息子さん達がその場所に一緒に作業をしていた。次の世代へ引き継ぐという事も同時に行なっている。

親の背中を見て、子供達がその偉大さを感じている。

それぞれの息子さんが同じ事を言っていた。

「今はまだまだ勉強中です。」

その言葉には、親を師匠として見ている事の表れが感じられ、また近くに目指す目標があるという安心感もあるのかもしれない。
そして、この息子さん達の時代にはまた同じように、お互いのビニールの張り替えを手伝うだろう。
そして、助け合いながら時には良きライバルとして、作物の出来を話したり栽培に関して相談したりする時が来る事を楽しみにしている事だろう。
自分達の親がそうしてきたように。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。