「今年の10月は、お天道様があまりないね。」
と、今週末に台風が来ることを頭のどこかで考えながら、そんな少しトーンが低い声で収穫作業をしながら、いしがみさんがお話ししてくださった。その収穫している、インゲンや四角豆そしてそれを背負っている、いしがみさんの体が小さく感じるほど大きなカゴをは、とても落ち着いている雰囲気をしている。お伺いすると長年お使いになられているという。そして、このサイズより大きい方が本当はいいのだけど、そうすると今度は重くて持ち上げられなくなってしまうのよ、とさっきの雰囲気とは逆に明るく笑いながら話される。雨でも畑で笑顔が見られるとこちらが元気になる。先ほど収穫したインゲンに目を向けると、とても深い緑色をしている。四角豆をもぎって生で食べると、とても青々しいが逆に自然な味ではないかと感じた。
雨や台風は、私達にとってマイナスなイメージが強い時があるが、その中でも土に向かって作品づくりに取り組まれている、綾町の笑顔の生産者様と話していると元気になる。
そこには、とても強い優しさを感じて、その方が作られた作品の裏に隠れた魅力を、より多くの方へ知っていただきたいと思う。
雨の中の、生産者様。
それも、綾町の魅力の1つとして伝えたい。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。