雨が降り続いている中、カッパを着て少し腰が曲がった70歳の池田さんは本日も畑に行き、収穫時期に大きな形と味の良い「キンカン」を作るために木に対して適正な数に粒を揃える作業を行っていました。

「この作業は木に対して多すぎる果樹や、写真のようなキズのものを、ハサミで切り落としていく作業なんです。」

と綾町内でキンカンを栽培する池田さんはこう続けます。

「果樹は1年に1度のみの収穫だから、販売も時期としては1度になる。収入が1年に1度だから、本当に厳しいんだよ。しかも。毎年同じだけの収量があるわけでもないしね。天気には左右されるし。それでも、お客様には喜んで欲しい。また、食べたいと思って頂けるキンカンを作りたい。」

今日もそう言って、雨に打たれながらの作業を続けているが、何処と無くとても楽しそうに話されたように表情で感じた。今年のキンカンの玉は例年に比べ、既に大きいものが揃っていると自信を感じさせる口調で話すその場所は、キンカンの柑橘系の爽やかな香りが漂っている。
その場を離れようとしたその時に、

「綾町の商品が足りません、何かありますか?と言っていただくほどみんなに食べて欲しいな。」
と池田さんが言われました。

綾町の今を切り取り皆様へ届ける。
そして、皆様が食べたいと思うように綾町の農家さんの顔も、食べる前から届けます。
今年のキンカンは年明けの1月に収穫時期を迎えます。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。