いつものように、毎年作り方が変わらないという事はまずない。気温の変化や、天候の微妙なズレで作付けや収穫時期が毎年少しづつ前後する。

「有機農業だと、特にその影響を受けやすいんですよ。」

そう話すのは、綾町で親子3代に渡り農業を引き継いでいる、きたのさん。

「ここ何年間の気候変動はものすごい。今までの栽培方法では、なかなかものづくりができなくなってきている。今年は特に2月までの寒さが厳しくなり、レタスなどの葉物が寒さで焼ける可能性がある。だから、前もって寒さ対策をしています。」

そうやって、すこしでも収穫量を確保する確率を上げないと農産物がとれなくなってきている状況だという。

今年は特に、キャベツや、白菜、レタスなどの葉物が高騰しているが、その裏にはきたのさんからお伺いした様な作物が出来にくい状況になっている事も影響している。

しかし、その裏には農家様の

「どうやったらできるか?」

「何をしたらうまくいくのか?」

というチャレンジがあり、その積み重ねで私達は毎日の「食べる」という日常的な喜びを感じる事が出来ている。