「根も素揚げして食べれるから、食べてみて。」

と、きたのさんに言われてビックリした。
「長ネギの根を食べる?」

こういう事が面白い。漁師飯ならぬ農家飯。自然の恵みを大事に頂くとはそういう事なのかもしれない。そして、何も食べられるところを廃棄し廃棄するという問題をわざわざ1つ増やす必要はないのだ。本当にそうだと思った。大根の葉っぱなども、味噌汁に入れたり、浅漬けにしたり、サラダで食したり、聞けば聞くほどたくさんの料理に活用できる。
作り手から発信される、物を大事にするという手段や文化は、農業という世界では当たり前で自然を壊さないという理念で、ものづくりをしている綾町だからより大事にされてきたし、これからも大事にしていかなければいけない1つなのだと、きたのさんの一言で感じた。
綾町では、それが教育であったり食育であったり、その先の人材育成につながり郷土愛につながっていると思う。

「綾町が好き」

口を揃えて農家の皆さんは笑顔で言う。
そんな、綾町で作られたものを綾町に食べに来てください、そして食べ物だけではなく、そのものができている空気感を一緒に味わって欲しいと思う。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。