空っ風が吹く中、マルチの穴から人参の苗に負けじと、次から次と顔を出してくる雑草を除草をしている、やまぐちさん夫婦。
子供に自分達が納得したものを食べさせたい、という想いから農業へ飛び込み約13年。除草剤、農薬を使用しないものづくりは自然の影響を受けると、なかなかうまくいかないことが多く毎年試行錯誤していると話す。そんな中でも、待っていてくださるお客様がいるので頑張れる。

「自分達の野菜は旬になると、同じ作物があふれかえり需要と供給のバランスで価格が必然的に下落する。その価格競争の中には入りたくないし、入らない。その競争に入ってしまうと、ものの価値そのものが薄れてしまう。その結果、私達は商品の原価割れをおこして継続的な農業ができなくなる可能性が高くなってしまう。だから、自分の野菜は一定の価格でしか販売しないんです。それがあるおかげで、生産の方にも自分なりのプライドを持って取り組むことができている。」

市場価格とは違う価値、価格を自らつけてチャレンジするその姿勢は、この除草作業を1つ1つプライドを持ち行なっているところからもくるのかもしれない。
今年は、暑い時期が長くいきなり寒い時期へシフトしたため、植え付けしてから一定の期間は種の発芽率が悪かったり、苗がうまく育たなかったり、それと同時に台風がきたりと悪天候が続いた。その中でも、育ってくれている人参や大根などを1日でも早く皆様へお届けしたいと奮闘している。

自分が納得したものを食べていただきたい。

その想いも
100年後に綾町の魅力を伝えるために届けたい。