収穫した作品を、袋詰めをする。
それは、日が落ちてからの夕方6時頃。
今の時期は宮崎といえど、だいぶ気温は下がっているので、昼間に収穫したブロッコリーの袋詰めを黙々とこなす。その後ろには石油ストーブを使用しながら行なっている。
綾町で長年に渡り、減農薬栽培で作品づくりに取り組んできたさいごうさんは、現在は息子さんへその農業を引き継ぎながら、現在も畑に立ち続けている。

「今年は暖かい時期が長く続き、いきなり冬が来た。そのため暑さで育ちが悪かった上に、この寒さで野菜の太りが悪い。そのため収量が少なく、冬野菜の高騰が続いている。言ってみれば、野菜がとれていない不作。我々農家も、出荷できないほどものがなっていない。」

そう少し、落胆の表情で話こう続ける。

「でも、お客さんに喜んでもらえるような野菜が出来るように、頑張るわ。」

と笑顔を見せた。出来ないという事を考えずに、どうやったら出来るかを毎年かんがえているという。作付けの時期や細かなところへの行動を今までの経験値から割り出したりしている。
それを考えながら、プロッコリーを1つ1つ袋へ詰めていく。

その先にお客様の笑顔があると信じて。

100年後の綾町に魅力を伝えるために。