「今年の柿も、もう終わりやじ。よけ、こうちくれた。」

そう言って、笑みを浮かべるみつゆきさんの、大ぶりな柿は
毎年楽しみにしている人がおり、リピーターの方が楽しみにしているほど。
既に80歳になられたみつゆきさんの、ほっぺたの様な柿はみつゆきさんの味。

それを、楽しみに町の直売所に並ぶその時期を1年間心待ちにしている方がいるという、喜びや感謝、それが生産者様のものづくりの気持ちを維持させていると、お話を聞いていて感じる。

どんだけ、しんどい想いをしている時も、厳しい時もやっぱり食べる人の顔が頭にある。その人たちが喜んでくれるのが1番。そう言われる生産者様は少なくない。みつゆきさんもその1人。
寒い作業場で、かじかんだ手でその柿を1つ1つ袋に入れて、シールで口を止めていく。その想いが袋に詰まり閉じるように。今後は若い時の様には動けないが、動ける限りは農業は続けていきたいと言う。

生産者様の想いが1人でも多くの方へ届く様に。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。