国産のキウイはありますが、日本に入ってきているほとんどが輸入品です。そんな、ごく僅かな国産キウイが宮崎県綾町で、しかも農薬や除草剤を使用せずに少量ですが栽培されています。日向夏やその他の果樹を生産されている、農家さんが種類を増やそうと試しに栽培されているものが、成長して少しずつ収穫されています。
キウイは硬い状態で収穫し、追熟する事であの一般的な柔らかさの食べごろと言われる状態になります。

自然を壊さずに、自然と共生するまちづくりに取り組んできた綾町ならではの栽培方法で、町の農地面積が他の地域と比べそこまで大きくないところでの、少量多品目という生産方法や、極力農薬を使用せずに栽培する技術の向上を、目指してきたからこその、綾町という認知も現在ではあります。
それは、先輩達が今でも記憶している綾町のかつての「夜逃げの町」という悲惨だった過去の町へは戻らない、自分達の未来は自分達の手で耕しつくっていくんだと決意し、進んできたからこそあるものだと感じます。
朝は早くから、夜遅くまで畑や作業をしていたり、誰も見ていないところでも決して手を抜くことをせず、弱音を吐かず歯を食いしばって一歩ずつ前に進むその姿勢や取り組み方は、これからの想像もできないほどの技術革新がされていく時代に、機会ができない職人の「かん」や「第六感」で行う人間味が溢れる農業、その技術がもたらす人の手で作り出す作品は、誰にも真似ができないオンリーワンとなる日が必ず来ると信じたい。

それはとても宮崎県綾町らしく、綾町として実にあっていると感じる。
人との手と土がもたらす自然の恵みを、100年先にも届けたい。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。