有機農業発祥の町、宮崎県綾町。

農家さんに寄り添って、そしてこの町の未来を作ってきた縁の下の力持ちは実はあまり表には出てこない、綾町の行政の取り組みが本当は素晴らしいのはご存知だろうか。
約50年前に、林業が衰退すると町の景気は一気に悪化し、皆が寝ている間に町から去って行く人が続出していた。その時に、当時の町長をリーダーとし行政の方々が綾町農協などと連携をし、自然を残さ伝える手段として町の農業を極力除草剤や農薬を使用しない栽培方法を普及しようと動いた。ただし、すぐには農家の皆様や農業を取り巻く関係者の方を、共通認識で同じ方向へ進ませる事は難しかったという。そこで、行政として町民へ「一坪菜園運動」として希望する野菜の種を一軒一軒へ配布し家庭菜園を促進したりして、ものづくりへの意識を高めたり、土づくり、堆肥コンクールなどを行い優勝者には牛一頭を贈呈したり、現在も稼働しているが生ゴミやし尿を回収し、有機質肥料にかえて再利用するための施設を作り、行政として出来る事を率先し背中で、その姿勢を町民へ見せ未来を作ってきた。
現在でも、その想いは変わらずどの部署の職員も、町民、そして未来を見て日々活動している。

「先輩達が作り上げてきた、綾町にとって大事なものを後世にしっかりと引き継ぎたい。そのためには様々な事へチャレンジしていく必要がある。」

そう語るのは、綾町農林振興課の入田さん。行政という枠を越えて綾町内の有志達で構成される「未来の農業を考える会」のメンバーで、3年間に渡り農家様と流通業や町外からの視察者様をつなぐパイプ役として奮闘している。
そして、今季も綾町主催の農業に関してのスキルアップ講座も開催予定し、農家様の収益向上を目的に様々なバックアップをしている。

昔から変わらない、想い。
それは、農家様だけではなく行政も一緒。
表にあまり出ない綾町の行政の方々も、綾町の魅力の一つ。

100年後まで綾町の魅力を伝えるために。