この時期に、元気な露地キュウリがなっていた。それも、立派に。そして、農薬や除草剤を使用していないという。キュウリ自体、そんな環境の中で栽培できる可能性がある事すら知らなかった。もちろん、そこまで農業について私が知っているかといえば、知らないのだがキュウリはハウス栽培でしかできないものと決めつけていたところがあったので、とても驚いた。
そして、もっと驚いたのが蜂が受粉していた事。それで、キュウリがなっているという事は調査をしたわけでもないので確実には言えないが、目の前のキュウリの花に蜂が来ていた。そして、また違う花に行ったり来たりを繰り返していた。確実に言える事は、蜂が生育できる環境にあるということ。それは、もしかしたら綾町では自然を壊さない農業をしているからかもしれないし、また他に理由があるのかもしれない。ただ、目の前の露地キュウリの花に蜂が来ていた。それは、とても小さな世界の話かもしれないが、蜂が生きていける環境がまだここの綾町にはある。見えないところで、その恩恵を受けていたりもする。
「蜂を見なくなったな」
そんな時代が来たからでは遅い。
蜂が人間と共存している、この環境はとても素晴らしいことなのではないかと、綾町の露地キュウリの小さな畑で感じた。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。