「私達は食べるものでできている。」
そう答えるのは、親子3代に渡り綾町で農業に取り組む北野さん。1代目は柑橘系の果樹農家で、2代目が綾町が有機農業へ方向転換すると同時にその時代の農薬などの農家への身体的な被害を懸念し、除草剤や農薬を使用しない栽培方法へ切り替えた。そして、現在3代目が有機JAS認定農家を取得し農薬や除草剤を、使用しない自分の作った作品を消費者様へ届ける事で安心安全のニーズに近付けたらと思っていると話す。
しっかりと意志が継続されており、農業の1つの形だと感じた。3代目は、40歳前にしてUターンをし農業を継ぐと決意。理由は海外での仕事をする機会が多かった前職時代に、世界では人口増加からくる食料問題が大きな問題になる事は間違いないと判断した時に、自分の両親が食べるものを作っているという事の偉大さを感じ、これこらの時代はものを作るという事が見直される時代になると考えて一大決心をして、家業の農家を継ぐ事を決意した。そして、もう1つ大きな理由として「私達は食べるものでできている」という当たり前の事を再確認したからだと話す。
「私達の体はほぼ、口から入ったものでできている。それ以外のなにものでもない。そう考えた時に両親が作っている作品の凄さが実感できた。そして、私はそれをしたいと思ったんです。」
北野さんが、そう話してくださった事は文字にするととても当たり前の方だが、ほとんどの人が意識して考える事は少ないのではないかと思う。
なぜなら、私達人間は毎日食べるという行動はするからである。
当たり前にある、普段と変わらない毎日に感謝する。実はそれは、とても特別な事だから。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。