台風の合間をぬって、冬野菜や種植えをしている農家様の姿をここ何日かの晴れ間で、よく目にする。その一粒一粒を大事に袋から出し夫婦で向き合いながら、種植えをしていた山口さんは子供に自分達が納得したものを食べさせたい、と脱サラをして農業に飛び込んだ方で綾町で就農されて早15年程。
そのお子さんもご両親の山口さんが作られた野菜を食べて大きくなり、現在は就職されて関東の方へ上京されています。

先日そんな山口さんが種植えをされていた風景を見ていましたが、青い空と、土と、遠くで向き合って作業しながら息子さんの事を話されているのかと勝手に想像していました。また何をお話しされているのかは聞きませんでしたが、毎年こうやってものづくりをして、自分の意志を貫いてお子さんを育ててきたと考えるととても素晴らしい事で、胸が熱くなりました。
また、山口さんは農薬や除草剤を使用せずに、ものづくりをされていて除草作業も素手で行なっているので、常に手が荒れていて絆創膏を貼られています。それほどまでに自分達の作る作品にこだわりを持ち、結果お客様に喜んでもらえたら嬉しいと語ります。

これから綾町も寒くなる時期で、生産者様の作業が大変になる時期ですがそれだけ手間をかけた冬野菜を是非味わっていただきたいと思います。皆さんが食べて美味しいと思う作品の裏には、見えない生産者様のストーリーや想いが込められています。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。