「大きな目標は、健康な野菜をつくりたいんです。」

 

そう答えてくださった、中橋さんは現在はキュウリをハウス栽培で作られている方で、過去にドラゴンフルーツ、マンゴーも栽培経験がある方です。ご自身ではジョーク交じりで「飽きやすいのかな」と笑顔で答えてくれるその優しいお人柄の裏には、とても努力されています。その努力が市場のニーズやブームといった一過性のもので、実は農家の方は疲弊している現実もあります。農家さんが作った作品が市場が良しとするサイズ感だったり、見た目だったりしない時には値段が二束三文になる時もあり、その結果作っている作物を辞めざるをえない状況が、うまれたりもしてきました。新しいものにチャレンジする事はとても不安がつきもので、時間がかかったりするものですが、中橋さんはそれでも、自分で決断しその度に投資し様々な作物へチャレンジしてきました。もちろん、ご自身で作物が変わるごとに勉強をし、ものづくりへ取り組んできました。中橋さんの後を引き継いだドラゴンフルーツ生産者様は、綾町で唯一のドラゴンフルーツ生産者として現在も栽培を続けています。中橋さんが蒔いた種が、芽を出し花を咲かせています。

「1800本のキュウリを定植しました。それは、1800人の赤ちゃんの面倒を見ている感覚です。大事に育てないと元気がすぐなくなっちゃんうんですよ。」
そう話しながら、同じ敷地内で自家用として栽培している柿は、驚くほど美味しい。そんなところからも、中橋さんのものづくりに対する想いが込められているのかもしれませんね。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。