ワイン生産地では、自分の地域で出来たワインを購入し飲む事でその風景を守り、伝統を後世につなげているという文化が存在していると聞いた事がある。それも、何百年と続いているというから驚いてしまう。

日本では、小さなコミュニティでは同じような事が存在するのかもしれないが、比較的そういう感覚はあまり目に見えない。しけしその結果、最近では伝統工芸が消滅の危機にさらされていたり、既になくなってしまった地域の宝は沢山存在している。その結果、地域のもともとある風景がなくなっていき、それが1つの原因で地域の人間が地域への愛情が薄れてしまったりする事もあるという。そんな時代、全国各地では今古い建物へ手を加えて新しい形にしたり、今まであった商品をリブランディングしたりして、地域課題を地域ビジネスで解決するキッカケづくりが数多く事例として実際にされている。
それは、今まで物凄いスピードで流れてきた時代への、新しい物の見方や価値ではないかと思う。より、関わっている人たちが可視化された、人間っぽいという感じ。

ここ、宮崎県東諸県郡綾町でも同様に今まであった、田園風景を残す、そして経済的に持続できる仕組みの1つとして、栽培期間中、農薬や除草剤を使用しない玄米を100%使用し焙煎し粉末にした「玄米米粉コーヒー」がある。それは、地域の問題と誰かの困り事を解消する役割も担っている。コーヒーが好きだけど飲めない状況にある、妊婦の方や、授乳中の方にノンカフェイン、そして玄米100%という事で安心して飲んでいただける商品になっている。しかも、それを飲む事で綾町の田園風景を守っていくことにも結果繋がっている。

そんな、良い循環が生まれ笑顔になる人が1人でも多くなる、世界は素敵だと思う。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。