栽培期間中、農薬や除草剤を使用せずに栽培されているお米は、害虫や天候の影響で見た目の品質が悪く安価で取引をされていました。そのため、お米農家さんは「もう米を作るのはやめよう」「飼料米へ転換しよう」とモチベーションが下がっていました。しかし、お米が作られなくなった田畑は荒れていくので飼料米へ転換した結果、除草剤や農薬を使用し更には補助金が与えられるという抜け出せない仕組みの中へと入る人達が、多く見られました。私達はそれが悪いとは言っていませんが、有機農業の町綾町と言っている事とある意味反しているのではないかと感じていました。しかも、補助金が打ち切られた後はその田畑はどうなるのでしょうか?元の除草剤や農薬を使用しないかたちに戻すことは、時間がそれだけかかりますし、それを次の世代に引き継いでいくことが良いことなのかと考えていました。今までの田んぼで引き継いでいくためには、そこで作られたお米を買い取る仕組みが必要だと思い、そのお米が誰かの困りごとを解決するキッカケになるようにと、「玄米米粉コーヒー」を作りました。原材料は玄米100%なので、食べても問題なく玄米を焙煎しているのでコーヒーの様な香りと、玄米茶の様なスッキリとした味わいが楽しめる、焙煎し粉末に加工した粉をお湯に溶かして飲む商品ができました。また、カフェインが入っていないので妊娠中、授乳中の方にもお飲みいただけ、グルテンも入っていないのでグルテンアレルギーの方にもお飲みいただけます。
地域の課題を、地域ビジネスで解決し、誰かに喜んでいただける商品作りになればいいなと考えています。
そして、それが今までの綾町の風景を守るという事に、コミットする事を願っています。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。