綾町で天然の藍染がある。

大量生産されている藍には、化学的なものが入っているが綾町で作られている、あきやまさんの藍染は化学的なものが入っていない。自然を壊さずに生産されるその環境や考え方は、徹底されており蚕から生育し、繭を収穫し糸を紡ぐ作業まで行っている。その後で糸を藍染し着物などの最終形までを一貫している。ここまでやるには本当の意味で忍耐強く続けられてこられた、先駆者であるあきやまさんの強さだと感じる。

その工房の大きな甕の中には、藍が発酵をし呼吸をし生きている。職人さん達はその状態を毎日しっかりと会話し、共に生きている。
あきやまさんの工房では、普通であれば藍を発酵させるのに日本酒を使用するが綾町で作る意味と誇りを持たせるために、地元の焼酎を使用している。地の物を最大限に活用し、共存し良いもの、そしてほんものをつくる。綾町の作り手の共通認識かもしれない。

ここ宮崎県東諸県郡綾町は、農業だけでなく、工芸、商業での様々な素晴らしい作品が数多くある。
その宝をしっかりと次の世代へ、引き継がなければならない。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。