「綾町は新規就農者の方が多いんですか?」

という事をよく聞かれる。確かに町外出身者の方が、綾町の農業や町の歴史に共感し感動して、綾町へ移住し農業話始められている方も確かに多くいらっしゃいますが、それが5年後にしっかりと町内で農業での収入があり、定住しているかというと半分ぐらいの方が、町を離れていっているかもしれないと感じます。

その大きな原因は、農業をする畑がないという問題です。みんな、綾町という環境で農業をしたいと思ってはいるのですが、既に農地として使用している農地がほとんど空いてなく、順番待ちの状態です。なので、綾町で農業をしたくても農業できないという状態が発生していることも事実です。他にも、様々な理由で綾町で農業が出来ずに他の地域へと、出て行った人も少なくはありません。

しかし、そんな状況の中でも綾町で生きていくと、腹を据えて少しずつ前に進んできた人達も、同じぐらいの数がいることも事実です。そのうちの1人が、かいさんです。就農4年目のかいさんは、綾町へ移住されてきた人ですが既に有機JAS認定を取得し「オーガニック」の作品をつくり販売もされています。かいさんは、有機JAS認定を取得する事がいいということではなく、今の自分の作品を少しでもよく知っていただくための1つのツールとして有機JASを取得しましたと話されます。もちろん、まだまだ栽培方法の向上を目指し、様々な作物を植えて現在の状況を把握し土づくりに取り組まれたりしながら、栽培されています。
もちろん、綾町で農家としてのご苦労は様々あるとは思いますが、いつもそれを感じさせない笑顔での対応をされている強さを、近くで見ていてかんじます。

綾町の今までの農業の歩みを踏まえて、しっかりと理解しながら尊重し新しい人達も挑戦をしています。

100年後に綾町の魅力を伝えるために。