宮崎県綾町。
現在は有機農業発祥の町と呼ばれている。

50年前は、夜逃げの町と呼ばれていました。

林業が町の第1次産業だった綾町は、高度経済成長期の輸入木材の影響などで町の林業が衰退し、それを取り巻く町の商工業への影響もあり地域経済は破綻へ近づいていった時代がありました。その中での町民の生活は大変苦しく、その状況から逃れようと人々は町を出ていくようになりました。それが約50年前のことでした。

その中で、未来への先見の目を持った綾町の先人達が、綾町の価値が高い自然を守るために様々な手段を実行に移し、取り組んできました。その中の1つが、自然を壊さない農業でした。
「今後食の安心安全が、うたわれる時代がくる。」
それを、7000人規模の町で行い実行すれば、様々な面でメリットがうまれると選択し進んできました。
例えば、行政が町民の方々へ希望する作物の種を無料で配布し、「一坪菜園運動」と言い自分の食べるものは自分で作ろうという、小さな活動から町民への自分ごとへの意識改革や、自然生態系農業認定制度という綾町独自の農業ルールを作り、町をあげての独自の生産体系の確立など、短い期間では到底出来ない事を50年という歳月をかけ、今では「有機農業の町」として全国に認知されるまでのイメージを変えることに成功しました。

一歩ずつ踏み出し、実行する綾町の先人達から引き継ぐ「独自のイズム」をこれからもしっかりと農業分野をはじめ、様々な分野で引き継いで100年後に綾町の魅力を伝えられるように、ますます新しいことに綾町でチャレンジする人を、伝えていきます。

100年後に綾町の魅力を伝えるために