今も現在で綾町の自然を壊さない、自然生態系農業の実践者の方々は農業一本でされてきた方だけではない。いのうえさんもその1人。林業を長年に渡りされてきた、いのうえさんは定年後に先代が農業をされていた関係で、田畑を引き継ぎ農業を始められた方だが、今では町の中でも中心人物の1人。
綾町には、実際に町外から移住され前職が全く違う方は、そう珍しくない。地域のイメージは、閉鎖的だとか持たれている方も多いと思うが、ここ綾町では移住者の方が多いのでうまく、その人達の力も地域の宝として溶け込んでいる。そして、移住されてきた人も、地域にしっかりと協力するという姿勢があり、うまくいっているように感じる。そういう方が、町の力になることは今後の地方の1つの在り方にもみえる。
いのうえさんは、毎日の作業を口数少なく黙々とこなす。その除草剤や農薬を使用しない栽培方法は、定年後に自分のものに出来るという証明を背中でみせてくれている。また、73歳という高齢でも現役で畑に向かう姿は、農業をする事でもたらす人間の健康な部分も教えてくれているような気がした。
自然と共存する町、宮崎県綾町。

100年後の未来へ綾町の魅力を伝えるために