町には必ずと言っていいほど、1つはある精米所。しかし、そのほとんどが無人の自動精米所になってしまっている。昔は管理者が1人でもおりお米の出来栄えや、生産方法などの技術向上のための情報交換場所として、そのほか地域の重要なコミュニティの場所として存在していた。
ここ、綾町では町の人達の希望で精米所を組合として、古くから経営してきた。そして、現在も有人として日々地域のために運営している。それが、「狩行司共同作業所」という精米所。ここの管理人の方にお話をお伺いしましたが、管理人の方のおばあちゃんの時代からあったというので、半世紀以上あるのではないだろうかという事。お店の看板も年季が入っており、中の精米機もアンティークのような風格である。でも、現在も現役で稼働している町の縁の下の力持ち。それだけ大事に使われている事が、そのツヤでわかる。

宮崎県綾町は「有機農業の町」として今では全国区になったが、農家を支えるまた別の農家の存在があり、農家の食をこういう形で支えている、外にはなかなか見えずらい地域の絆がしっかりとある。

綾町内では、お米を栽培する農家の数が年々、高齢化や後継者不足という問題で減少しており、また飼料米への転換を図る人も多くいるため精米所としての稼働が少なくなってきている現状もある。地域の宝が1つでも多く次の世代へ引き継いでいけるように、私達は綾町産のお米の消費を拡大するPRを今後も続けていきます。

100年後の未来への綾町の魅力を伝えるために。