現在100%国産のハチミツが、どれぐらいあるか皆様はご存知てすか?
全体のおよそ5パーセントにも満たないのが、現状と言われています。それほど国内産のものは、とれにくくなっておりその裏に隠れているミツバチの生育数などの問題ももしかしたらあるのかもしれません。自然に植物が受粉できずに実がつかなかったり、自然に目を向けたら小さな変化に気付くことも、もしかしたらあるのかもしれません。
そんな現状の中、綾町産の「ハチミツ」がある事知ってました?
山の中にミツバチが、活発に活動する春から夏にかけて丸太の木の中を大きくくり抜いたものを、長年の経験から判断する場所へ設置し秋に収穫する。

「ミツバチが集めてくる花の蜜で、また香りや味が違うんだよ。」

と優しく教えてくれる、綾町内でハチミツ農家の なす さん。
以前は綾町内で、山師をしていた なす さんは綾町のほとんどの山の事は知っているという。今ではユネスコエコパークとして認定されている綾の照葉樹林もなすさんに言わせたら「庭のようなもの」と語る目はどこが寂しげにも感じる。

山で育ち、山で仕事をし、退職後も山へ入る事を続けている。

そんな、なすさんも持病の喘息で来年はハチミツを、続けるかどうかわからないという。

人が山に入り人の都合で木を伐採したり、そこへ無機質なものが建てられたりして自然が壊されることもたくさんある。しかし、人が入ることで逆に山の警報を感じ、自然を守る事に繋がる事だってたくさんある。

もしかしたら、なすさんのように自然の恵みをいただく事で、現状が見え自然と共存する事の確認や、ミツバチがいるという事で自然の受粉が出来ているのかもしれない。今後も自然のサイクルがうまく循環している地域であり続けるために。

100年後まで綾町の魅力を伝えるために。